低血圧とは様々な不定愁訴を起こすもので、めまいなどもその中に含まれます。
ただ、低血圧によるめまいはそれほど深刻に考える必要はありませんが、他にも生活自体を困難にしてしまうような症状がある場合には、早めに病院を受診することが大切です。
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低血圧とは
低血圧は病気とまではいかないものの、様々な不定愁訴を起こしてしまうやっかいなものです。
その主な症状として、めまい、倦怠感、吐き気、冷え症、食欲不振、不安症、朝起きれないなどが見られます。
とくに自分が低血圧なのでは?と感じる人に多いのが、朝起きるのが辛い!というものです。
自分では早く起きたいのに体が全く動いてくれない、目が覚めにくいなどで、周囲の人から見ると怠惰にさえ思われてしまうやっかいな症状です。
めまいや朝起きられない、倦怠感が強い人は、自律神経失調症や軽いうつ病などと診察されるケースもあるようで、病院に行った際には血圧の診断も受けるようにすると良いでしょう。
低血圧とめまいの関係
低血圧の人の場合、心臓から送り出す時の圧力が低いために体の各臓器や器官に送られる血液が少なくなってしまいます。
例えば、胃や腸に充分な血液が届かないとこれらの臓器の働きが悪くなり、消化不良を起こしたり食欲も低下してしまうのです。
さらに、脳へ充分に血液が送られなければ、めまいが起きてしまうわけですね。
この場合のめまいは、立ちくらみの時に現れ、目の前が真っ白になる現象のことを言います。
頭がクラクラっとしたかと思うと、目の前が真っ白あるいは真っ黒になって立っていられなくなります。
その時には一回しゃがんで安静にすると、症状も落ち着いていきます。
低血圧の場合に起きるめまいは一時的なものなので、まずは低血圧の症状を改善することが大切なんです。

低血圧の改善
低血圧を改善するためには、軽い運動、とくに足にしっかり筋肉を付けることで、血管の隅々まで血液を送ることができるようになります。
また、朝シャワーを浴びたり、水をコップ2杯ほど飲むと血圧が上昇して動きやすくなります。
必要に応じて薬物治療を行うこともあり、社会生活が送れないほど重症な場合にはそれ自体が自分を責めたり、大きなストレスになってしまうことで、精神的不安を煽ってしまうのです。
これでは心のバランスまで乱れてうつ病なども発症してしまう可能性があるため、まずは薬で症状を軽くすることがポイントとなります。