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めまいを起こす気になる病気

つい軽く考えがちなめまいの症状ですが、そこには意外な病気が潜んでいることも少なくありません。
中には命にかかわる病気が原因ということもあるようです。
めまいを引き起こす病気にはどのようなものがあるのでしょうか?

メニエール病

何の前触れもなく、吐き気を伴う激しい回転性のめまいに加え、耳鳴り、難聴、耳が塞がった感じなどの症状が繰り返し襲ってくるのが「メニエール病」です。

厚生労働省の特定疾患に指定されている難病で、頭を動かすとさらに症状がひどくなるため、発作が起きている間は歩くことさえできなくなります。

発作はだいたい30分から数時間続き、眼球がぐるぐるまわっているのが確認できるのが特徴です。
また、めまいのほかに冷や汗、顔が蒼白になる、脈が早くなるなどの症状が現れることもあります。

30代から40代後半の女性に多くみられ、その原因は、内耳に起きる内リンパ水腫と言われていますが、なぜ内リンパ水腫が発症するかは不明です。

前庭神経炎

吐き気、嘔吐を伴う激しい回転性めまいが突然起きる「前庭神経炎」。
回転性めまいは1~3日でおおむね治まることが多いようです。

強い回転性めまいの発作は繰り返されることはありませんが、体を動かしたり、歩いたりするときにふらつきを感じる症状は数週間から数ヶ月としばらく続くようです。

「メニエール病」との大きな違いは、耳鳴り、難聴の症状が現れないことです。

原因はまだ解明されていませんが、発作を起こす前に「かぜ」のような症例が多くみられることから、ウイルス感染によるものという説が有力です。

自律神経失調症

体が活動的な時に働く交感神経と、リラックスしている時に働く副交感神経から成り立つ自律神経のバランスが崩れることによって起きるのが「自律神経失調症」です。

原因は、ホルモン分泌の異常、不規則な生活習慣などのほか、最近はストレスの影響により交感神経が過度に働き「自律神経失調症」になってしまうというケースも多いようです。

めまい、血圧の急激な変化、耳鳴り、吐き気、頭痛などの全身に身体的症状が現れるほか、不安感やイライラ、うつな気分になるなどの精神的な症状が見られこともあります。

更年期障害

エストロゲンなどのホルモン分泌量の低下により、体内ホルモンのバランスが崩れるのが「更年期障害」です。

この病気の代表的は症状としては不眠や動悸、顔のほてりといったものがあげられますが、「更年期障害」の症状としてめまいを訴える女性も少なくありません。

これはホルモンバランスの崩れが血圧にも影響を及ぼし、脳へ流れる血流が低下してめまいを起こすからと言われています。

聴神経腫瘍

聴神経の周りを被っているシュワン細胞から発生する良性腫瘍の一種です。

転移の心配はなく、腫瘍はその場で徐々にゆっくりと成長するため、症状があらわれるまで数年かかるケースも多いようです。

ほとんどが片側だけの難聴、耳鳴り、動揺性のめまいなどの症状により病気が発見されますが、大きくなると顔面神経や脳を圧迫するようになり、顔面のしびれ、歩行障害などを発症することもあります。

脳血管障害

脳の血管が詰まったり、破れたりすることで脳の機能に障害をきたすのが「脳血管障害」です。

代表的な病気には脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などがありますが、中でも、「脳血管障害」の約6割を占めるのが脳梗塞で、その脳梗塞の前兆として考えられるのがめまいです。

特に小脳や脳幹が詰まると強いめまいを感じたり、めまいが2~3時間続くなどの特徴があげられます。

また、脳梗塞などの「脳血管障害」では、めまいの他に手足のしびれやろれつが回らないなど、さまざまな症状も現れるので注意が必要です。

椎骨脳底動脈循環不全

脳幹や小脳に血液を送っている頸骨動脈および脳底動脈が、動脈硬化などにより血流を妨げられることで起こるのが「椎骨脳底動脈循環不全」です。

首を動かすことで頸骨動脈や脳底動脈が圧迫され、一過性の脳虚血発作によるめまいを生じます。

良性発作性頭位めまい症と類似している点もありますが、めまいの続く時間が数分から数時間と長く、難聴や耳鳴りなどの耳の症状が現れないのが特徴といえます。

ほとんどの場合が良性ですが、舌のもつれや視野の狭窄などがある場合は、脳梗塞の可能性も考慮しなければなりません。

うつ病

今まで楽しいと思っていたことに興味が持てない、やる気がでない、人と会いたくないなど、精神的な病気と思われがちな「うつ病」ですが、様々な身体的症状も多く見られます。

中でもめまいの症状を訴える患者さんは意外に多く、その理由はまだ正確には分かっていません。

うつの心理的症状が交感神経に過度の影響を与えていることが関係している他、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質の低下によって、平衡機能にも影響が出るということが分かってきています。

精神的な症状より身体的な症状が強く現れる仮面うつ病では、特にめまい感を強く感じる患者さんが多いようです。

パニック障害

突然、過度な不安や恐怖感に襲われ、動悸や発汗、頻脈、ふるえなど、さまざまな身体的症状が現れるのが「パニック障害」で、この身体的症状の1つにめまいがあります。

「パニック障害」は、発作を起こすと交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、その結果、血圧が異常をきたすこととなり、めまいを引き起こします。

「パニック障害」は、検査をしても異常が見つからないのに、その症状が繰り返されるという特徴があり、原因不明のめまいが続く場合は「パニック障害」の可能性も考えられるでしょう。

ハント症候群

別名、耳性帯状疱疹とも呼ばれる「ハント症候群(ラムゼイハント症候群)」は、潜伏感染していた水痘・帯状疱疹ウイルスがある日突然活性化することにより帯状疱疹を起こす病気です。

耳周囲や耳後方に痛みと共に水疱やかさぶたが生じ、ウイルスが顔面神経や内耳の神経に及ぶと顔面麻痺や耳鳴り、めまいなどの症状も現れます。

慢性中耳炎

急性中耳炎などで鼓膜にできた穴に、細菌やウイルスが感染して引き起こされるのが「慢性的中耳炎」です。

耳だれ(耳漏)や耳鳴り、穿孔のために生じる伝音難聴が主な症状ですが、炎症が内耳まで及ぶと持続性のめまいが起きることもあります。

多くの場合、痛みはありませんが、症状が進むと頭痛や耳の痛みを生じることもあります。

めまいを起こす気になる病気に関連するコンテンツ一覧

  1. 慢性中耳炎の気になる症状と治療方法
  2. ハント症候群の気になる症状と治療方法
  3. 椎骨脳底動脈循環不全の気になる症状と治療方法
  4. 脳血管障害の気になる症状と治療方法
  5. 聴神経腫瘍の気になる症状と治療方法
  6. 更年期障害の気になる症状と治療方法
  7. 自律神経失調症の気になる症状と治療方法
  8. 前庭神経炎の気になる症状と治療方法
  9. メニエール病の気になる症状と治療方法
  10. めまいを起こす気になる病気
  11. パニック障害の気になる症状と治療方法
  12. うつ病の気になる症状と治療方法

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