めまいの原因を診断する検査

眼振検査ってどんな検査?

めまいの検査には眼振検査というものが行われます。

この検査には「注視眼振検査」と「非注視眼振検査」という2つの種類があり、この検査を行うことによって、めまいの原因が耳にあるのか脳にあるのかを調べることができます。

眼振検査とは

めまいを起こして耳鼻咽喉科に行くと、眼振検査が行われます。

人がめまいを感じる際、眼球は規則的あるいは持続的に左右に揺れており、それが時計の振り子の動きのように見えるために眼振と言われています。

この眼振の検査をすることで、どこにめまいの原因があるか、またその程度などを調べることができます。

眼振検査には、「注視眼振検査」と「非注視眼振検査」の2つがあり、この2つの検査について見てみましょう。



注視眼振検査

眼振検査の1つである注視眼振検査とは、眼の前にある物を頭を動かすことなく、眼だけで注視(注意深くじっと見ること)する検査のことです。

眼だけを上下、左右に動かして、その際に眼が異常な揺れを起こしていないか、動きがおかしくないかを調べます。

もし耳の中の異常が原因でめまいを起こしている場合には、眼がどこを見ても右向きか左向きに一定していて、脳が原因の場合には眼振の方向が変わることがよくあります。

非注視眼振検査

もう1つの眼振検査である非注視眼振検査とは、注視眼振検査とは反対で、眼の前にあるものを注視するのではなく注視しない状態で眼振が起きているかを調べる検査です。

この検査では厚い凸レンズが付いている「フレンツェル眼鏡」という器具を使用します。

この眼鏡は、わざと目の焦点を合わせないように作られていますが、検査をする人には眼球が拡大して見えるので、眼振がないか異常な動きをしていないかがよく分かるのです。

主に、耳に原因がある人は非注視眼振検査で眼振が現れやすいと言われていて、脳に原因がある人は非注視眼振検査、注視眼振検査ともに眼振が現れやすいと言われています。

また、軽い眼振は見落とされることが多かったのですが、近年は赤外線CCDカメラを導入する病院もあり、これで眼振検査を行うところも増えてきました。

これらの検査のみの費用ですが、保険適用3割負担で500円程度、赤外線CCDカメラを使用すると3,000円ほどが一般的のようです。